FURYU教育プログラムは、高齢化社会における認知症予防のために、ヘリテージマネジメント、芸術の創造、異文化間の対話、そして、年齢層を超えた健康的活動を結びつける教育カリキュラムです。

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独自の教育カリキュラムを開発

私は教育研究者であり、これまで英語教育を通じた異文化間の対話を研究してきました。
その異文化対話を基礎にした教育カリキュラム「FURYU教育プログラム」(FEP)の開発により、伝承芸能の保存・活性化を探求し、さらには健康やフィットネスにもつなげて、総合的に研究しています。

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 教授  ステファニー・アン・ホートン (教育学博士)

佐賀大学 教授, 芸術地域デザイン学部 芸術地域デザイン学科
地域デザインコース

プログラムの名前
FURYU 教育プログラム (FEP)

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プログラムの内容
異文化コミュニケーションを用いたアルツハイマー病の予防プログラムの開発

このプログラムは、VISION 2030(鹿島アートプロジェクト)によってサポートされています。

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文化遺産管理と異文化対話

現在、最も力を入れているのが、佐賀県の鹿島地方に古くから伝承されてきた面浮立の研究です。面浮立の歴史や成り立ちは本・文献に記録されず、ほとんどが人間の記憶で伝承されていくことから、高齢化が進む中で絶滅が危惧されています。その保存と活性化の目的のために、「面浮立とは何か、その起源は、そして価値は?」といった内容を、日本語と世界共通語としての英語、また地方の方言を用いて研究しています。多彩な文化的視点からの多言語的なアプローチを取っており、ここに私の研究分野である「文化遺産管理」と「異文化対話」が深く結びついてきます。

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異文化対話と健康

2018年には、面浮立の動きと概念をエアロビクスに組み込み新しい命を吹き込んだ「面浮立インスパイアード・ダンス・フィットネス」(MIDF)を、プロのインストラクター宮田一輝氏と共同で開発することをスタートしました。その中で、学生と共に面浮立の動作を取り入れたオリジナルダンスの創作や、日本の学生・留学生・地域のコミュニティーを交えたダンスと食のイベント開催など、実用的・体験的なアプローチも行っています。これらは面浮立のコンセプトをスタートに「異文化対話」を通して、「地域の活性化」、「記憶の活性化」、「身体と脳の健康」そして「芸術創作」を結びつけています。

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文化の活性化と脳の活性化

「FURYU教育プログラム」(FEP) は学際的なプログラムであり、そこでは伝統的な芸能、異文化対話、健康、フィットネス、テクノロジー、芸術創作全てが社会的な利益のために結びついています。これらの活動に参加することで、人間の記憶や創造性を刺激し、脳の健康を促すことを助けることができると考えられ、アルツハイマー認知症についても予防が期待されます。さらに、一連のプログラムは教育者ならだれでも取り組むことが可能であることから、将来的にはアルツハイマー型認知症の予防支援を世界中の教育者が担うことを期待し、働きかけていきたいと思います。

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「FURYU教育プログラム」(FEP) について

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